地震予兆研究センター

2024年8月8日、日向灘でM7.1・最大震度6弱の地震が発生しました。

  

1923年以降、このエリアで類似する地震は10回発生しており、類似地震が発生した後2週間以内に周辺でより大きな地震につながった事例はありません。また、長期的に見た場合では同規模程度の地震発生事例が3例あるものの、通常よりも発生確率が高まっているとはいえない値です。

また、より広範囲での解析において、和歌山県南部での微弱地震の多発と淡路島の乳量データの解析を行った結果、群発地震後の地震発生確率は非常に低く、牧場データも一カ所のみですが、今回の日向灘地震の影響で南海トラフ全体での地震発生確率が高まっていることと、今年4月に豊後水道で発生した地震の解析結果を踏まえ、今後1週間は南海トラフでのM6.5以上の地震のほかに、近畿地方でのM6クラス(最大震度6弱程度)の内陸地震にも注意が必要です。
本日配信した臨時レポートを公開します。

  

2024年8月9日配信 臨時レポート

2024年8月8日配信レポート

  

2024年8月8日配信レポート

  

2024年8月8日配信レポート

  

2024年8月8日に日向灘で発生した地震

出典:気象庁ホームページ

  

一般社団法人地震予兆研究センターは、地震発生前に起きる「地殻変動・地震情報・地下水位」等、様々な観測データの研究・統合活用を推進することで精度を高め、「地震予知」ではなく事実としての 「地震予兆情報」を大地震発生前に発表することを目的とした組織です。

一般社団法人地震予兆研究センターでは、広く社会に貢献することを目的に、衛星データ解析を行っております。
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カテゴリー: report