一般社団法人 地震予兆研究センターでは、 「地殻変動値/地殻変動方向/観測水位変化/地電流値変化/微弱地震発生状況/地盤強度データ」等から解析した地震発生前アラート情報として「地震予兆解析レポート」を配信しています。
ここでは「地震予兆解析レポート」の配信後一週間以内に実際にM5以上の地震が発生した事例をご紹介します。
2018年7月30日配信のレポートにて、福島県沖での群発地震の規模が2週間前に比べて拡大傾向にあり、震源の浅い地震発生回数も増加傾向にあることから、M5クラスの地震の発生の可能性について記載したところ、翌7月31日に、福島県沖にてM5.4・最大震度4の地震が発生。
2018年7月2日配信のレポートにて、2週間に渡り大きな地殻変動が継続して観測されているため、M5クラスの地震発生の可能性について記載したところ、配信当日夜に、青森県東方沖にてM5.0・最大震度3の地震が発生。
2017年10月2日配信のレポートにおいて、東北地方の複数地点で小規模な地殻変動が観測されていることと、福島県沖で微弱地震が多発していたことから、7日以内に「福島県~茨城県沖」でのM5クラスの地震発生の可能性について記載したところ、配信4日後の10月6日に福島県沖で「M5.9・最大震度5弱」の地震が発生。
2017年8月21日配信レポートにおいて、鹿児島県南部で「2010年1月25日鹿児島県南方沖・M5.4・最大震度4」発生3日前と同様の南東方向への大規模な地殻変動が観測されたため、3日後に同規模クラスの地震発生の可能性について記載したところ、配信3日後の8月24日に鹿児島湾にて「M4.5・最大震度4」の地震が発生。
2016年12月26日配信のレポートにおいて、「福島県沖~茨城県沖」にて微弱地震の集中発生が、過去に同エリアで発生したM6クラス地震発生3日前の状況と類似していたため、「茨城県南部~千葉県中央部」にかけて同規模地震発生の可能性について記載したところ、配信2日後の12月28日に茨城県北部にて「M6.3・最大震度6弱」の地震が発生。
2016年11月7日配信レポートにおいて3週に渡って、東北地方太平洋側で大きな地殻変動が複数地点で観測されていること、及び最新データでは「矢巾・栗駒・大蔵」において牡鹿半島に向かう地殻変動が観測されていることから、7日間以内に牡鹿半島周辺でのM6クラスの地震発生の可能性について記載したところ、配信5日後の11月12日に宮城県沖にて「M5.9・最大震度4」の地震が発生。