一般社団法人地震予兆研究センター:2018年7月2日配信レポート

一般社団法人地震予兆研究センターは、「地震予知」は行っておりません。
一般社団法人地震予兆研究センターが行っているのは、NASA・ESA・JAXA・気象庁・国土地理院・産業技術総合研究所・防災科学技術研究所・農業試験場等の公的機関が公開したデータに「通常と異なる値」が観測された場合に、その事実を発表しているものです。
また、そのような通常と異なる値が観測された場合に、過去にどのような地震が発生しているかを参考情報として提供しております。

現在、2018年6月の1ヶ月間でマグニチュード4.0以上の地震が76回発生し、震度3以上が観測された地震は16回観測されています。大阪北部地震以降各地で震度3以上の地震が多発し、大地震に対する懸念が高まっています。

実際に、相模トラフ・駿河トラフ・南海トラフ周辺においては通常とは異なる方向への大きな地殻変動が観測されていることから、今後大地震発生の可能性が高まっていることが推測されるために、通常は一般社団法人地震予兆研究センターの研究開発のご支援をいただいている賛助会員企業、そして配信を希望する全国の消防団/認定された自主防災会のみに対して毎週月曜日に配信しているレポートを、特別に公開いたします。

これは一般社団法人地震予兆研究センターが利益目的ではない非営利組織として、社会に貢献するために情報公開を行うものであり、レポートをご覧いただく際には地震予知を目的としたものではなく、「このような事実が観測されている」ことを目的として当センターがレポート公開していることをご理解いただければ幸いです。

また、一般社団法人地震予兆研究センターは、このような異常な値が観測されている事実を公表することによって、減債に貢献することを目的に設立した機関であることから、今後も大きく通常とは異なる観測値が観測された場合には積極的に公開していきたいと考えております。また、このような研究開発を支援していただいている一般社団法人地震予兆研究センターの賛助会員企業の皆様のご協力・ご理解により情報公開をさせていただいております。
今後とも、一般社団法人地震予兆研究センターの研究開発のご支援をお願い申し上げます。
また、このような研究開発を加速させるためには多くの企業の支援が必要であります。そのため、もし皆様方のお付き合いのある企業様がご興味をお持ちでありましたら、ご紹介頂戴いただけましたら、事務局のものが全国どこへでも、ご説明にお伺いさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人地震予兆研究センター
理事/センター長 八木下重義




先週配信のレポートによる的中結果


現在、日本列島においては震度3以上の地震発生回数が増加傾向にあり、このように震度3以上の地震が連続して発生することは今までに観測されたことのない異常な状態といえるため、今後もご注意ください。
*企業内/各個人宅において事前の対策準備に漏れがないか確認をお願いします。



最新週の地殻変動:北海道


■M5:北海道南部~青森東方沖(震度3)

  1. 先週のレポート記載通りに「7月2日・宗谷東方沖・M5.6・震度1」の地震が発生しました。この地震は震源が非常に深いため、及び、北海道東部において大きな地殻変動が観測されていないため、今後より大きな大地震発生つながる可能性はありません。
  2. 先週のレポート記載通りに「7月2日・青森東方沖・M4.8・震度4」の地震が発生しました。最新データにおいても「北海道南部~青森県北部」にかけて、2週間に渡り大きな地殻変動が継続して観測されているため、今週もM5クラスの地震発生が予測されます。なお、北海道南西部の奥尻島周辺で発生した場合には、大きな津波の恐れがあるため、北海道の南西部の地殻変動につきましては2日おきに臨時レポートにて報告させていただきます。地形的な問題から、浦河沖・函館周辺・青森東方沖での地震発生の場合には大きな津波の心配はありません。



最新週の地殻変動:東北


■M5:宮城県沖~福島県沖(最大震度4)■M4:秋田県内陸部(最大震度3)

  1. 大きな地殻変動が観測された後に、一時的に地殻変動値が減少し、その後に内陸型の地震が発生する事例が過去に多数観測されています。秋田県内陸部では、「6月25日・秋田県沖・M4.0・震度1」の地震が発生し、その後地殻変動値が減少していることから、当初想定の「M5・最大震度4」から、地震規模を縮小しましたが、M4クラスの地震発生確率は逆に高まっていると思われます。内陸型の地震のため地震規模は小さくても大きな揺れが観測される場合があるため、ご注意ください。
  2. 「宮城川崎」・「福島県相馬」において大きな地殻変動が観測されています。この度地点が同様の地殻変動方向/地殻変動値が観測されたのちに発生している事例としては「2012年6月28日・福島県沖・M5.2・震度4」の7日前、「2012年8月28日・宮城県沖・M5.6・震度5弱」の3日前と合致しているため、同様規模地震発生の可能性があります。



最新週の地殻変動:関東・中部・東海


■ M6:相模トラフ~駿河トラフ周辺(震度5以上)

  1. 過去20年間で観測された事例がないような大きな地殻変動が3週間にわたり伊豆半島で観測されているため、今後1ヶ月程度は地震発生にご注意ください。なお、伊豆半島は相模トラフと駿河トラフにおいてフィリピン海プレートが沈降する地点であることから、発生した場合には「東海トラフ~南海トラフ」連動発生も想定されるため大きな被害をもたらすことが予測されます。発生日時推定については地殻変動や微弱地震発生状況により変わるため、 2日おきに臨時レポートにて報告させていただきます。
  2. 岐阜県「高山・清見」~福井県「大野・今庄」において大きな地殻変動が観測されており、同様の地殻変動方向/値が観測され事例としては「1998年8月16日長野県中部・M5.0・震度5強」発生5日前、「1999年1月11日・M4.6・震度3」発生8日前があるため、同様規模の地震発生が予測されます。



過去1ヶ月間の地殻変動:関東


上記は、直近1ヶ月間の地殻変動方向/地殻変動値を示したものです。(比較起点2018年6月1日:比較対象2018年6月30日)
右上に掲載した図は、過去1年間の地殻変動方向と値を示したものです。右図のように通常茨城県は南西方向に動き、房総半島以西では年間2~3cm程度西進しています。
しかしながら、直近1ヶ月間は通常とは異なる南東方向(相模トラフ方向)に、わずか1ヶ月で「千葉大原」は4.3cm変動しています。このように房総半島では大きく南進していることが観測データで明らかになっており、この通常とは異なる地殻変動(太平洋プレートの沈降による)によって、現在も1日に10回を超える地震が毎日観測されています。
そのようなことから、房総半島では今後M6クラスの地震発生への注意が必要です。



最新週の地殻変動:近畿、中国、四国


■M7:南海トラフ(今後地殻変動が反転した場合1ヶ月後程度・最大震度7)

  1. 「紀伊半島・四国東部」において、いくつか複数の地点で南海トラフ方向へ向かう地殻変動が観測されています。先週金曜日の臨時レポートに記載したように、今後も東日本大震災と同じような反転減少が多くの地点で観測された場合には、7月下旬に南海トラフ地震発生の可能性が高まります。そのため、暫くは2日おきに臨時レポートにて報告させていただきます。
  2. 先週のレポートに「京都加茂」で大きな地殻変動が観測されたため震度3程度の地震発生と記載したとおりに、「7月1日・大阪北部・M3.6・震度3」の地震が発生しました。最新データでは大きな地殻変動が観測されていないため、大阪北部地震のM6.1を超える地震発生の可能性はありません。
  3. 山陰地方においても、中規模な地殻変動が複数地点で観測されています。「2016年10月21日・鳥取県中部・M6.6」の地震発生11日前にも、同様の地殻変動が観測されていますが、8地点中2地点の適合のため確率的には高くありません。



搾乳量の変化について

動物の行動が地震前に変化するという現象は古くから知られています。これらの「地震前兆現象(宏観現象)」は、地震発生前に地殻に応力が加わることで発生する物理・化学現象をストレス刺激として感知したために生ずると考えられています。
これまでの研究により、地震の1週間~数週間前に搾乳牛の乳量が低下することが明らかになり、「東日本大震災」の約1週間前にも乳量の減少が確認され、日本畜産学会でも発表されています。
この搾乳量の低下という現象は、地震前の物理・化学現象の異常によりストレスを受け、生体内のタンパク合成が抑制されているために生じていると考えられます。
現在、兵庫県淡路島の乳牛の搾乳量が低下しているため、搾乳量の観点からも1~2週間後程度に大阪北部地震のM6.1を上回る地震規模の発生が予測されます。




最新週の地殻変動:九州


■大きな被害が生じる大地震発生の予兆は観測されておりません。

  1. 先週のレポート記載通りに「6月26日・奄美大島北東沖・M4.6・震度1」の地震が発生。最新データにおいても「上屋久」において2cmを超える大きな地殻変動が観測されているため、今週もM5クラスの地震発生が予測されます。
  2. 先週から継続して、九州北西部において非常に大きな地殻変動が観測されています。その為、M4クラスの地震発生が予測されますが、今後数日間同様の地殻変動値・地殻変動方向が観測された場合には、より大きなM5~6クラスの地震発生の可能性が高まります。



最新週の地殻変動:奄美大島~台湾


  1. 最新データにおいて大きな地殻変動が観測されていないため、大きな被害を伴う大地震発生の予兆は観測されておりません。
  2. 宮古島北西部の沖縄トラフ沿いにおいて「10回/週」の小規模地震が発生しています。また、西表島においても「103回/週」の小規模地震が発生しています。この2エリアにおいて今後M5クラスの地震発生が予測されますが、大きな被害を伴うものではないと予測されます。しかしながら沖縄トラフで地震発生の場合には小規模な津波が発生する可能性がありますのでマリンスポーツなどでは、ご注意ください。



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一般社団法人地震予兆研究センター/一般社団法人自然災害研究センターでは、広く社会に貢献することを目的に、衛星データ解析を行っております。
その活動目的は「日本人の生命・財産」を守るためであり、日本そして、世界各国に貢献するために解析精度を高めています。
一般社団法人地震予兆研究センター/一般社団法人自然災害研究センターでは3年前からレポート配信を開始し、実績及び高い的中率を積み重ねてまいりました。
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