一般社団法人地震予兆研究センター:2018年6月25日配信レポート

一般社団法人地震予兆研究センターでは、賛助会員企業や契約している自治体、そして希望する全国の消防団・認定された自主防災会に対して、毎週月曜日・木曜日に「地震予兆解析レポート」を配信しております。
このところ、千葉・群馬・大阪とM5を超える地震が多発していること、更に昨日の新データでは四国東部、及び和歌山において、過去20年間に観測されたことのない大きな地殻変動が観測されていることから、通常はレポート全ページを公開する事はしておりませんが、事前の注意喚起のため昨日配信したレポートを公開いたします。

なお、当センターが公開するレポートは、日本全国の電子基準点や地下水観測施設、地電流観測施設などで、観測されたデータの事実を公開しているものであり、あやふやな地震予知とは異なるものです。 ご覧いただく皆様においては、あくまでこのような事実が観測されているという視点でご覧いただければ幸いです。

一般社団法人地震予兆研究センター
理事 八木下重義



最新週の地殻変動:北海道


■M4:宗谷東方沖(8日後・震度2)、奥尻島南方沖(3日後・震度2)

  1. 最新週において、「紋別」において大規模な地殻変動が観測されています。「2016年8月8日」に同様角度で同様値が観測されています。2016年の場合には8日後の「2016年8月16日・宗谷東方沖・M4.5・最大震度2」の地震が発生しているため、8日後前後に、宗谷東方沖周辺においてM4~5クラスの地震発生が予測されます。
  2. 最新週において、「奥尻1」・「乙部」において中規模な地殻変動が観測されています。「1996年4月21日」に同様角度で同様値が観測されています。1996年の場合には3日後の「1996年4月24日・奥尻島南方沖・M4.5・最大震度2」の地震が発生しているため、3日後前後に、M4~5クラスの地震発生が予測されます。小規模地震でも津波が発生する可能性があるためご注意ください。
  3. 先週木曜日に配信したレポートに「M5:浦河沖~青森県東方沖」を記載しましたが、その後観測された青森県「十和田湖2」の最新地殻変動値では「2007年5月19日・M5.3・震度4」の地震発生11日前に類似しているため、7月5日前後に発生が予測されます。



最新週の地殻変動:東北


■M5:秋田県内陸部(2週間後程度・最大震度5) ■M4:宮城県沖(震度4)

  1. 最新週において、「岩手県・沢内」において中規模な地殻変動が観測されています。また「雫石・胆沢」においては「沢内」とは反対方向にむかう地殻変動が観測されています。3地点で同様角度で同様値が観測されている事例としては「2017年9月8日・秋田県内陸部・M5.2・最大震度5」の発生12日前(2017年8月26日)があります。その為、2週間後程度に秋田県内陸南部周辺においてM5クラスの地震発生が予測されます。
  2. 普段大きな地殻変動が観測されない「宮城県・矢本」において1.3cmを超える地殻変動が観測されました。また、同様方向に「七ヶ浜」も変動しています。2地点において同様角度で同様値が観測されている事例としては「2014年6月9日・宮城県沖・M4.6・最大震度4」の発生2日前(2014年6月7日)があります。その為2日後前後に同様地震発生の可能性があります。



最新週の地殻変動:関東・中部・東海


■M6:相模トラフ~駿河トラフ周辺(2週間以内・最大震度4)

  1. 房総半島南部(館山・鴨川)の地殻変動方向が、先週までの南東方向から、最新週では北西方向に反転しています。この現象は相模トラフ東端(太平洋プレート/フィリピン海プレート/オホーツクプレート境界)において、5月末にスロースリップが観測されて以来、初めてのことであり、更に「三宅島~伊豆半島」において、多くの地点で小規模ながら「相模トラフから遠ざかる地殻変動」が観測されています。その為今後2週間以内に相模トラフ周辺において、M6クラスの地震発生の可能性が高いため引き続きご注意ください。急激に地殻変動値や微弱地震の発生回数が増加した場合には臨時レポートにてお知らせいたします。



最新週の地殻変動:近畿、中国、四国


■M7:南海トラフ(今後地殻変動が反転した場合1ヶ月後程度・最大震度7)

  1. 最新週において「和歌山県南部・四国南東部」において「北北西に向かう地殻変動」が多くの地点において観測されています。1997年以降、過去事例において、このように複数の地点で集中的に大きな地殻変動が観測された事例はありません。しかしながらこのように多くの地点で同一方向への変動が事前に観測された事例としては「東日本大震災」があり、今回観測されたような状況は東日本大震災発生1ヶ月前に類似しています。その為、今後数週間以内に地殻変動方向が逆向き(南海トラフ方向)に反転した場合には、東日本大震災発生前と同様の推移をたどるため、南海トラフ巨大地震につながる可能性が生じます。今後の地殻変動値や地殻変動方向に注視し、このような地殻変動が継続する場合には都度臨時レポートを配信いたします。
  2. 「愛媛県と香川県の県境」では31回/週の微弱地震が多発しているため、M4程度の地震発生の可能性があります。



最新週の地殻変動:九州


■M5:薩摩半島南東沖(最大震度3)

  1. 九州地方南部の沖縄プレートに位置する「鹿児島県・鹿屋/屋久島」において大きな地殻変動が観測されています。過去に同様の地殻変動値や地殻変動方向が観測された場合に、「2008年8月3日・大隅半島南東沖・M5.3・最大震度3」等の地震が発生しているため、今週は鹿児島南部から屋久島周辺においてM5クラスの地震発生が予測されます。



最新週の地殻変動:奄美大島~台湾


■大きな被害が生じる大地震発生はありません

  1. 奄美大島において大きな地殻変動が観測されています。しかしながら地殻変動方向が北東方向のため、屋久島周辺で発生が予測されるM5クラスの地震の地殻変動の影響と考えられることから、沖縄地方においては大きな被害を発生させる大地震の予兆は観測されておりません。



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