一般社団法人地震予兆研究センター(代表理事:尾上昌隆、センター長:八木下重義)では、地震発生前に起きる「地殻変動・潮位変化・地震情報」等、様々な観測データの研究・統合活用を推進することで精度を高め、「地震予知」ではなく事実としての「地震予兆情報」を大地震発生前に発表することで、国家・国民の生命財産を守ることに寄与する組織です。

防災意識啓発のために、一般社団法人地震予兆研究センターが2017年1月16日(月)に契約企業・自治体に配信した最新の「地震予兆解析レポート」を公開いたします。
なお、詳細は画像をクリックし拡大してご確認ください。

2017年2月7日までに発生が予測されるマグニチュード4以上の地震について

20170130_03 【最新の地殻変動】
 ・北関東、岐阜周辺にて大きな地殻変動。
 ・北海道東方沖において1月26日M5.4発生。
 ・秋田県内陸部において震源の深いM5.2の地震発生。
【2月7日までに震度4以上が予測される震央地】
 ■M5:岩手沖(震度3)
 ■M5:茨城北部~茨城沖(震度3)
 ■M4:茨城南部~千葉北西部(震度3)
*詳細は各地域ページをご覧ください


This week’s crustal movement: 北海道

20170130_07 ■大地震発生前に観測される大きな地殻変動は観測されておりません。

今週は、北海道においては「当別」と「中川」において大きな地殻変動が観測されておりますが、その他の地点では大きな地殻変動は観測されておりませんので、今週中に大地震が発生する可能性は低いと言えます。「幌延・中川」の変動方向先において、「震源の深いM3.0」の地震が発生していますが「震源深さ258km」と深いため、この地震の影響ではないと思われます。来週の地殻変動値によっては北海道北部において、M4程度の地震発生の可能性が生じる場合もあるかと思われます。



This week’s crustal movement: 東北

20170130_08 ■M5:岩手沖(震度3)、福島沖(震度2)
■M4:三陸沖(震度2)

先週秋田内陸部でも大きな地殻変動が観測されていましたが、1月28日に秋田内陸部で発生した地震は「震源深さ151km」という深い地震のため、この地震の事前予兆ではないと推測され、今週「秋田内陸部」において、より規模の大きい地震発生につながる可能性は低いと思われます。先週も「青森沖~福島沖」にかけては、「M3~5クラス」の地震が多発しております。また、アウターライズでM4クラスの地震が発生しているため、今週も先週同様に「青森沖~福島沖」にかけては「M3~5クラス」の地震の多発が予測されます。
また、先週から継続して「福島内陸部から新潟県南部」にかけて、大きな地殻変動が観測されているため注視いたします。



This week’s crustal movement: 関東・北陸・東海

20170130_09 ■M5:茨城北部~茨城沖(震度3)
■M4:茨城南部~千葉北西部(震度3)
■M4:岐阜周辺(震度2)、北関東(震度2)、三重沖(震度1)

微弱地震が、この数週間多発している茨城県北部において、徐々に「地震規模(マグニチュード)」が大きくなり、先週はM3クラスの地震が発生しています。この傾向が継続するようであると「M6クラス・最大震度5強」の地震発生の可能性が増加するため、 「茨城県南部~千葉県銚子沖」とともに、日々の地殻変動の推移に注視いたします。三浦半島付近において「1月25日・M3.2」の地震が発生しておりますが、周辺において大きな地殻変動が観測されていないため、今週大地震発生の可能性は低いと思われますが、「東京湾北縁断層」が存在する「千葉県・習志野」にて「1月24日・M2.1・震源深さ66km」が発生しているため注視いたします。



This week’s crustal movement: 関西・中国・四国

20170130_10 ■大地震発生前に観測される大きな地殻変動は観測されておりません。
■小規模地震:和歌山西部周辺、鳥取中部、三重沖遠海(震源の深い地震)

最新週では、大きな地殻変動は観測されておりません。先週のレポートにおいて「小規模地震:和歌山西部周辺、鳥取中部、三重沖遠海」と記載いたしましたところ、「和歌山西部より北方の大阪湾:M3.4・震度1」、「鳥取中部:M2.1」、「三重県南東沖:M3.1」が発生しました。また「1月28日・徳島県南部・M3.9・震源深さ45km」が発生しておりますが、震源が比較的浅いため、今週もM4クラスの地震発生の可能性があります。しかしながら、大きな地殻変動が観測されていないため、南海トラフ大地震に即座につながるものではないと思われます。



This week’s crustal movement: 九州

20170130_11 ■大地震発生前に観測される大きな地殻変動は観測されておりません。

最新週では、大きな地殻変動は観測されておりません。九州地方内陸部で発生している地震もM3以下のものであることから、大地震発生の可能性は低いと言えます。
伊予灘から日向灘にかけて、M2クラスの地震が増加傾向にあります。上の表にあるように「日向灘」においては近代地震観測(1923年)が開始されて以降、上記のように12回の大地震が発生していますが、1996年以降大地震が発生していないため注視しております。
*1929年から1996年の67年間で「11回」の地震発生(平均6年に1度)、1996年から20年間大地震発生無し。



This week’s crustal movement: 奄美大島~沖縄

20170130_12 ■大地震発生前に観測される大きな地殻変動は観測されておりません。

最新週では、薩南諸島~沖縄諸島にかけては、大きな地殻変動は観測されていないため、大地震発生の可能性は低いと思われます。
しかしながら、先週のレポートに記載したように、沖縄本島南方沖でM4.1、台湾近海でM4.6/M4.2と依然としてM4クラスの地震が多発しています。その為、今週もM4クラスの地震発生は予測されますが、大きな被害が生じるような大地震発生の予兆は観測されておりません。



This week’s crustal movement: 諸島

20170130_13 ■M5:硫黄島周辺(震度1)
■M4:三重沖(震度1)、八丈島周辺海域(最大震度1)

依然として、フィリピン海プレートから三重沖にかけて、震源の深い地震が継続しています。現在のところは遠海で発生しているため大きな被害は出ておりませんが、この海域での「深発地震」は過去にも、「2009年8月9日・東海道南方沖 – M7.0・深333km・最大震度4(宮城等)」や「1984年1月1日・三重県南東沖 – M7.0・深さ388km・最大震度4(福島等)」等が発生しております。
この深発地震の特徴としては、震源域が三重沖や静岡沖であるにもかかわらず、震央地周辺は揺れずに「東北地方で最大震度」が観測されるものであるため、更に地震が多発した場合に東北地方で注意が必要と思われます。



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